ABOUT

朽ちた光、歪んだ月、祈り損ねた歌。

揺蕩うモノは、
記憶、孤独、祈り、そして人の理を、
低い詠唱のような歌声と物語で描く
退廃系仮想ロックバンドです。

メロディアスなギターが救いの気配を残し、
その声が、答えのない感情に触れていく。

ピアノと電子的な陰影を重ねながら、
夢と現実、希望と絶望、赦しと後悔。
そのあわいにあるものを、
一つひとつの楽曲として残していきます。

心の揺らぎ

「揺蕩うモノ」が描くのは、人生の中で誰もが出会う、心の揺らぎです。

生と死。
出会いと別れ。
希望と絶望。
信頼と裏切り。
赦しと後悔。

人の心は、白か黒かのどちらかにきれいに分けられるものではありません。

相反する感情を抱え、答えを出せないまま、それでも日々を生きていく。

その曖昧で儚く、それでも確かに存在する感情を音楽として残したい。

そんな思いから、揺蕩うモノは生まれました。

名前に込めたもの

「揺蕩う」とは、水面を漂うように定まらず静かに揺れ続けること。

人の心もまた、一つの答えにとどまり続けることはありません。

強く生きようとしても迷い、誰かを愛しても傷つき、信じながら疑い、赦そうとしても忘れられない。

前へ進んでいるのか、同じ場所を漂っているのかさえ、分からなくなることがあります。

それでも人は、答えの出ない感情を抱えたまま生きていく。

「揺蕩うモノ」とは、完成された誰かではなく、その途中にある人間そのものを指しています。

 

描きたいもの

揺蕩うモノの作品には、神や祈り、夢、死、自然、季節といったモチーフがしばしば現れます。

しかし、それは、特定の宗教や思想を説くためではありません。

人は古くから、理解できないものに祈りを捧げ、自然を畏れ、失われたものに名前をつけ、命の終わりを見つめながら生きてきました。

祈りは届くのか。
赦しは存在するのか。
喪失には意味があるのか。
それでも、生き続ける理由はあるのか。

揺蕩うモノは、そうした問いを、一つの結論に閉じ込めません。

分からないものを、分からないまま見つめる。

答えの出ないものと、しばらく同じ場所にとどまる。

その時間もまた、人が生きることの一部だと考えています。

 

音楽と物語

揺蕩うモノの楽曲には、一曲ごとに異なる物語があります。

ときには楽曲同士が静かにつながり、小説や言葉の断片となって、別の形へと続いていきます。

揺蕩うモノは、楽曲だけで完結するプロジェクトではありません。

音楽
物語
言葉
そして、言葉にできない沈黙

それらが重なりながら、まだ名づけられていない感情の輪郭を描いていきます。

 

答えのないものを、答えのないまま歌う。

 揺蕩うモノの歌は、何が正しいのかを教えるためのものではありません。

暗闇を消し去るのではなく、暗闇の中にも微かな光が残っていることを歌う。

傷を癒やすと約束するのではなく、傷を抱えたままでも、人はまだ生きていけるかもしれないと歌う。

答えは出ない。

それでも、歌は続いていきます。

 

 

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