誰にも見えず、自分自身にもまだ見えない翅。 大地を這いながら、それでも空へ届くことだけを考えてきた存在が、時が満ちる瞬間を待ち続ける。 羽化を目前にした真夏の生命を思わせるピアノとチェロ、低く静かな歌声で、孤独のなかに残された確信と、生まれ変わる直前の祈りを描く、揺蕩うモノのシネマティック・アンビエントロック。